靴づくり

NAO3

靴の話を少々。

靴づくりと言えば、実は私も勉強をしました。
この靴はスエードの9cmのピンヒール。

背が低いのでハイヒールを履きたいのだけど、外反母趾が痛すぎてもう高いのは無理と諦めていたお客さまのものでした。

靴作りはまず採寸し、木型をおこすところから始まります。
木型にパテを盛り、外反母趾のポケットを作ってあげました。
かかとの真芯にヒールが来るようにすれば9cmのヒールも履けるのです。

盛りつけした木型を今度はプラ型におこします。
そして、デザインのラインを引き、表と裏、底板や底材の型紙を作成。
革を準備し、裁断、縫製作業を行います。
その他に材料を注文したり、ヒールのベース、シャンクや芯などを用意します

縫製後、芯を入れ、シャンクのついた底板と一緒につり込み作業。
底材を取り付け、ヒールにも革を巻きかかとへセッティング、靴の形に仕上げます。
最後に中敷を張り、完成です。

靴づくりは長い長い行程があります。
私は釣り込みが得意ではないので、それ以前の作業まで施すことにしています。

この時のハイヒールは裸足で歩いているように足にぴったりとし、軽く、疲れない物が出来上がりました。
気に入って頂き、同じ木型のデザイン違いで、雨の日用エナメルシューズ、ハラコのハイヒール、表革のシンプル・ハイヒールなどを作成しました。

同じ木型から全部で4足、遊び用のリボンも一緒に添えました。
なかなかこんなリッチな方には出会えません。

オーダーシューズは高いのです。
工程の多さ、間に人も入り、手間と時間がかかります。
私の場合なかなか流れが作れませんでしたし、お客さまも掴めませんでした。

でも靴修理屋の知り合いにお世話になり、靴の他、鞄や衣類など革製品の修理なども覚えました。
自宅の工房も靴づくりがメインになっています。
革製品のワークショップや教室などもやってきました。

最近、靴づくりの流れが変わってきています。
日頃お世話になっているLOWPさんにも、ミリメーターさんというオーダー靴屋さんが入っています。

ミリメーターさんでは、足をスキャニングしデータ化し、CADで修正盛り付けした後に、3Dプリンターでプラ型を作成、手間と時間を省けるようにしています。

ミリメーターさんは今年のお正月にOPENしたばかりですが、NHKで紹介され、すっかり行列の出来るお店になってしまいました。
私も協力を仰ぎ、お世話になれる態勢を整えています。

靴の形を作るのにかかせないプラ型のコストが削減出来るようになったのは嬉しいニュースなのです。
高すぎたオーダーシューズも私の始めた頃の半分程になっているので、お客さまも利用しやすくなった筈。

今の状況でオーダーを開始する余裕はありませんが、靴のデザインなどは今後も続けて行きたいところです。😊

 

<ミリメーターさんのご紹介>
LOWPには靴カフェというのがあるんですよ。
お茶を飲ながら、採寸やデザインなどを決めて行きます。

地下のカフェにはミリメーターさんお靴工房があり、ミシンや道具がたくさん。そして作業風景もご覧になることが出来ます。

FBページを更新する時間はなかなかないとおっしゃっていますが、LOWPカフェにお立寄りの際は是非工房も覗いてみて頂きたいです。

ミリメーター

 

<山村浩二さんのご紹介>
そして、靴作り仲間をご紹介致します。
師を同じに学んだ仲間で、私より先輩に当たる山村浩二さんです。

大分でオーダーシューズの専門店「山村製靴店」を営んでらっしゃいます。
オープンして既に10年、わざわざ遠方よりお客さまが通ってくる、腕の良い職人さんでもあります。

靴づくりだけで食べてるのは、私の仲間内でも彼一人だけ。

私の場合、レディースやメンズのセメント・シューズ(接着仕上げ)は都内に注文を出しますが、メンズのハンドソーンものは、カンボジアまで送って完成させています。

でも山村さんはお一人で全ての作業をこなします。
想像するだけで嫌になる作業ですが、つくづく靴づくりが好きなのだなと思います。

九州地区のみなさま、彼を覚えて、そして良かったら利用して下さいませ。
レディース、メンズ共にOKです。

山村製靴店

 

 

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