オソロク倶楽部

今日は私のリフレッシュ・タイムのお話しをします。

お客さまがいらした時に、車で20分ほどのオソロク倶楽部というお店に行きます。
オソロクはここら辺の古くからの地名です。「怖録」こんな字を書きます。

ここ数年周辺の開発が進み、モールやアウトレット、コストコなどの大型スーパーが軒を並べ、昔からの里山風景はすっかり損なわれてしまいました。

休日ともなれば、都内からの車で道は渋滞、田舎風景に焦がれて越してきたのに残念な気持ちでした。
でも、ちょっと外れた森の中にここはあります。

こちらは知的障害者の就労支援施設。
ピッツァ・レストラン(PIZZERIA OSOROK)、パン屋さん(石釜パン工房 オソロク)、アート・ショップ(森のアトリエ)があります。
スタッフは指導員兼職人さんと障害を持つ子供たち。
子供たちの暖かさ、真面目さ、仕事の楽しみ方、そして味、建物、風景、誰もが満足出来る場所です。

こちらは理事長さんである建築士の辻垣正彦氏による日本の伝統工法を用いた木造建築です。
木の温もり、風景と溶け合う美しさ、本気で宝物を作られました。
現在理事長さんはカンボジアで、子供たちの為の学校設立に没頭されていらっしゃいます。

 

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色んなお目当てがここにはありますが、まずはお食事です。
おススメは石釜で焼いたピザ。
一番人気はマルゲリータで、そこへバジルのトッピングをするのが好きです。
季節限定ですが、初めて頂いた時はあまりの美味しさに涙が出ました。笑

材料と味にはこだわりがあり、最高級品を扱うと決めています。
パン屋さんも同様に、彼らが育てた野菜や自家製ベーコン、いんば学舎の平飼い養鶏卵なども味を添えます。
食べログで人気が出て以来、長い間満席待ちのお店でした。
今はブームから離れましたが、それでも昼時は混雑しますので、平日は予約された方が良いでしょう。

 

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こちらはエビとしらすのピザだったかな!?
ケッパーがたっぷりで、生地とトマトソースが絶妙なんだと気づきました。
季節限定、肉厚の甘い甘いタケノコ・パスタと一緒に頂きました。
いつも撮る前に食べちゃうんです。

 

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中もベランダも、どちらも良いです。
子供たちのお給仕する姿にいつも励まされ、普段口数の少ない方でも
「ありがとう」「頂きます」「ごちそうさま」「とても美味しかったよ」
たくさん声を返してしまうようです。

もうすぐキウイのアーチも出来上がりますし、色んなベリーも味わえます。
ちょっとだけなら摘んでも許して貰えます。笑

 

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来る度に表情を変える英国ガーデニング風のお庭。
果樹やハーブの他に実験栽培もしています。
ガーデン担当の◯◯さんは、北海道富良野の風のガーデンさんなど、ご自分の時間とお金をたくさん使っていつも勉強をされています。

 

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ひとつひとつ説明書きがあり、実験の経過なども書かれているので
読み物としても面白いです。
何もかも手作り。自給自足状態です。
震災が起きたらここに避難しようっと。

 

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切った雑木を利用して、木っ端を巻いて、ぬかるみ防止、とても歩きやすいです。
雑木林を手入れして、道を切り開く、地道な作業で道が少しづつ伸びました。

「コツコツやるのがコツなんだよ」と先輩から教わったこの言葉と良くリンクします。

 

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真っすぐ伸びる杉林。光と影の世界。

谷崎潤一郎の「陰影礼賛」はどんな話だっけ?
大人になった今読み返すと、もっと繋がれるだろうか。

 

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土から芽吹いたゼンマイ。
小鳥のさえずり。
風の音。
共生してるって素晴らしいです。

それがここのテーマかな。

 

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野ざらしで乾燥させてます。次はテーブルかな?椅子かな?

実は近くにオーストリアの会社が出来まして、完全な外資の大きな大きな会社ですが、そこで使う什器をこちらに発注しています。
福祉の整った国では、相互理解と協力が自然に出来上がっているので、サラっと素敵なコトをしてくれます、こういうコトもお洒落って言えますね。

 

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もっと奥、ずっっと奥まで続いています。
手作りの森林公園です。
きっと子供たちは色んな遊びを考えるでしょうね。
こんな所に住みたいな。

 

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子供たち作品を販売している「森のアトリエ」。
クォリティの高い作品を厳選しているので、良いものが見つかります。
芸大出身の美術指導の先生がいらっしゃって、その方の味のあるいい感じの抜け感が、看板だったり、作品などの随所に見られてホッコリ出来ます。
実はここのスタッフの方々も超一流の方ばかりです。

 

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奥には、いんば学舎というお店には出られない子供たちの学校があります。
小さな作業をコツコツと積み重ねます。

 

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この日も学舎から合唱が聞こえてきました。
とってものどかでノビノビ〜。

2時間だけでも、一日居た気分になれます。
徹底的にやるって、ホントに気持ちがいいです。

子供たちを見て、ごちそうを頂いて、自然と触れて、リフレッシュ。
時々こんな贅沢を味わっています。

 

 

 

 

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